スポーツ心理

ないがしろにされがちなメンタルトレーニングについて

声出しは重要

味方とのコミュニケーションをとるため、自分自身の集中力を高めるために声を出すのはとても効果的です。

試合などで「もっと声出せ!」なんて言われたことがあると思いますが、これは鼓舞するためでもあり、集中するためでもあるのですが、自分自身に向かって発する言葉のことをセルフトークといいます。

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声出し
このセルフトークは状況によって使い分ける必要があって、大きく分けると「動機付け」「教示」の2つになります。 「動機付け」は、やる気を高めることが目的となり、やる気が高まることによってポジティブな感情が生まれ、この感情は試合の流れと強い関係があります。

「教示」というのは、技術的、戦術的な指示が目的となるトークで、技術的なアドバイスや戦術的なアドバイスなどがこれにあたり、カッかして集中力が途切れてきたときなど、コーチや監督から、声をかけてもらうことにより集中力を高めたり、今自分がしなければならないことを思い出したりすることができます。

スポーツにおいて、この声が目立ってくるのは、テニスですよね。 なにせテニスの場合、シングルプレーとなると個人同士の戦いとなりますし、敵は相手と自分となります。

テニスの試合などでも、ミスショットしたときに大声を出したり、相手の球をとれなかったときには、ブツブツとしゃべっていたりするのをよく見かけますよね。

あれは声にすることによって、気持ちを切り替えたり、冷静さを取り戻そうとする行動であるんですよね。

まぁ、たまにラケットを破壊するような人もいるようですが・・・。