スポーツ心理

ないがしろにされがちなメンタルトレーニングについて

“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!

テニスの心理学

テニスにおいて「メンタルが強いから勝った」とか「メンタルが弱いから負けた」という言葉はよく聞きます。

そういう人に「メンタルとは何ですか?」と聞き返すと「プレッシャーに強い/弱い」「ガッツがある/ない」「絶対にあきらめない/すぐにあきらめる」「ミスを引きずらない/引きずる」など、人によって様々な答えが返ってくるのだそうで、ひと言で「メンタル」といっても、そこにはさまざまな要素が存在しているのだそうです。

テニスをプレーしている人のおそらく大多数が「メンタルが強くなりたい」「メンタルが強くありたい」と願っているでしょう。

メンタル本を読み、トレーニングに取り組むことは、メンタルを強くするための方法の一つに違いありませんが、いきなり始めるより、まずやるべきは「自分を知る」ということだとご存知でしょうか。それがすべての始まりです。

メンタル・セルフチェック、メンタル・テストを行い、「自分を知る」。その後、メンタル・トレーニングに進んでください。

その後、「テニスにおけるメンタルとは何ですか?」という質問に対して、あなたはもう一度、答えてみてください。その頃には自分の「枠」が広がり、変化していることを感じられるはずです。

一般的にアスリートは性格的に明るく、細かいことに拘らない、いわゆる明るいイメージを持たれていることが多いのですが、実は競技に真剣に取り組めば取り組むほど、自分を追い込み、追い詰め、悩み、苦しみ、もがくのです。

アスリートはとてもデリケートで本書はそういうアスリートに向けて、スポーツ心理学の基本理論とテニスの指導事例を組み合わせて解説をしています。