スポーツ心理

ないがしろにされがちなメンタルトレーニングについて

行動と思考を変える

ネガティブな思考や行動は、焦りや不安などの感情を発生させたり、心臓や手足が震えるなどの身体反応を発生させます。 そのような状態のときは、普段どおりの力は発揮できないばかりか、失敗することのほうが多くなります。

そのようなときに「自信を持て」だとか「平常心になれ」などのような精神面に訴えかけるのは逆効果で、「胸を張れ」「上を向け」などのような行動を変えるような言葉のほうがメンタルの強化に繋がります。

f:id:kinmasfit:20180625173459j:plain というのも「自信」や「平常心」などというものは目には見えませんし、具体的にどのようにすればいいのかわかりませんよね?

しかし、「胸を張れ」や「上を向け」というのは、誰でもできることですし、見た目にもそのような行動を起こしていることがわかりますよね。

何事においても具体性はとても大切で、明らかに行動で示すほうが「変わった」ということを意識することができるはずです。

目標設定があいまいなものは、大抵において失敗しますし、精神的なものは人それぞれ受け取り方が異なるので、本人にも他人にもどのような状態になっているのかがわかりません。

考えすぎたり、ネガティブな意識が自分の内面に湧き上がってきたら、まずは自分のカラダに集中しましょう。

顔をあげたり、胸をはったり、大きく一歩踏み出してみたり・・・。

小さな行動ひとつひとつに対して意識して動かすことで心は少しずつ穏やかになり、ネガティブな思考は薄らいでいくものです。