人間の機能は、頭の中でイメージしたことに対して反応を示すことがわかっています。
ランニングをしているところをイメージすると、カラダは反応し、心拍数が上がったり、発汗作用が働いたりします。 また、自分自身が動いているところをイメージすると、それに関わる筋肉が反応を示すのだそうで、実際にカラダを動かさなくても筋肉は反応するようです。
そういうわけですから、一連の動作を映像化し、自分のカラダによってイメージすることができれば、その動きの理解がスムーズとなります。
つまりは、イメージトレーニングを行うことが動作に対する理解度を高めるというわけです。
イメージトレーニングの良さというのは、ある動作をするために必要な筋肉に正しい働きを学習させ、さらに強化することによって効果的な技術を覚えることができるうえ、実際の試合における動きの予行練習を行うことができることで、さらには怪我などでカラダを動かせない状況になったとしても、イメージトレーニングによって体の感覚を維持させることができます。
さらに、イメージトレーニングは自分が不調に陥っているときなどに、良かった頃のイメージを思い出したり、気分がなかなか乗ってこないときなどには、負のイメージを呼び起こすことにより、いま自分に必要な感情をわき立たせることに役立ちます。
ほかにもいままで経験したことのないようなケースをイメージしておくと、実際に同じような状況に陥ったときでも、慌てることなく落ち着いて動作を行うことができるようになります。