スポーツ心理

ないがしろにされがちなメンタルトレーニングについて

プレッシャーに強い人の共通点

スポーツ界では注目を集めている「メンタルトレーニング」ですが、これはスポーツ選手だけに限らず、すべての人においても有効なトレーニングです。

トレーニングによって心を整えるというと、なかなか理解することが難しいかもしれませんが、常に心を整えられるようになれば、どんなプレッシャーをも乗り越え、大舞台でも怯むことなく実力を発揮できるようになるというもの。

優れた技術力や体力に優れている人なのに、そのメンタルの弱さゆえプレッシャーに押しつぶされ、自分の実力を十分に発揮できない人なんて少なくないんです。

f:id:kinmasfit:20180821152022j:plain さて、いまでこそ注目を浴びているメンタルトレーニングではありますが、実際には歴史も古く、もともとは宇宙飛行士の不安やプレッシャーを解消するために1950年代の旧ソ連で始められたものなんです。

どうやらその効果が認められ、各国でオリンピック強化チームの競技力向上のために導入されたほか、ビジネスや教育、芸能などの分野でも応用されるようになっていったのだそうですよ。

さて、このトレーニングには様々な方法があるようですが、トレーニングを行わなくてもまずは心にとどめておきたいのが「笑うこと」です。

真剣な大勝負のときに笑うなんて不謹慎だ。 そう思う人は多いでしょうけど、日本人にありがちた「平常心で頑張れ」「根性」などというのは、なんの効果もありません。かえってプレッシャーを増長するだけです。

そもそもプレッシャーによって緊張した心身のままでは、発揮できる力が制限されてしまいますので、先程の言葉などで煽ってみても全くの無駄です 人間というのは笑顔でリラックスしているほうが体がスムーズに動きますから、苦しいときにこそ笑顔になるように努めてみるのです。

プレッシャーやピンチのときに、笑うことでポジティブなイメージを持ち、心身を落ち着けることによって前向きに戦えるようになりますので、まずは笑顔を作るところから始めてみましょう。