スポーツ心理

ないがしろにされがちなメンタルトレーニングについて

オーバートレーニング症候群

レーニング後の疲労回復が不十分であったり、十分な栄養と休養を得ていなかったりすると、競技成績が低下してしまったり、オーバートレーニングによって効果が低下することがあります。

一時的なものであればいいのですが、それとは気づかずオーバーとレニングを続けてしまい、最後には選手生命までを脅かしてしまうオーバートレーニング症候群というものがあります。 f:id:kinmasfit:20190805142559j:plain

一般的に「オーバートレーニング症候群」というのは、過剰なトレーニングが長期間続き、パフォーマンスや運動機能が低下、疲労が簡単に回復しなくなった状態と定義されていて、症状としては大きく2つに分けられ、慢性的な疲労や動悸、息切れ、胸の痛み、食欲低下、手足のしびれ、微熱、体重の減少などの「身体的な症状」と、不眠や不安、うつ、焦り、集中力低下などの「精神的な症状」があります。

この「オーバートレーニング症候群」の特徴というのは決まった症状があるわけではないのですが、1番の特徴としては、自分が思い通りに運動できなくなるということが挙げられます。

さらには、やる気もなくなり、食欲低下や微熱、不眠など様々な症状が出始め、最悪の場合嘔吐をしてしまうこともあるようです。

このように文章にしてしまえば、傍目にはわかりやすい症状友言えますが、実際にはこの症状を見つけるのは難しく、その症状に気付いた時には手遅れという状況もあり、スポーツ選手にとっては「アスリートのうつ病」としても知られています。

このような症状は激しい練習で自分を極度に追い込むスポーツエリートだけが発症すると思うかも知れませんが、これはエリート選手だけに限らず、一般的なスポーツ選手でも陥るもので、学校の部活動でも起こりうる病気なのです。

「うまくなりたい」「レギュラーになりたい」そのような思いが強すぎて、休息も取らずに練習しまうことは誰でも起こりうることですし、これからのスポーツ選手は、スポーツの才能だけを磨くのではなく、メンタル的な部分や、スポーツ学などについても知っておきたいものですね。